デイ・オブ・ザ・デッド Day of the Dead

米・コロラド州。正体不明のウィルス性疾患が蔓延した町は、州兵部隊によって極秘裏に封鎖された。サラ・クロス伍長をリーダーとする調査チームは、病院内で爆発的に増殖させたゾンビたちと遭遇する。次々と感染しゾンビと化す人間たち。サラたちは襲撃をかいくぐり、州外へと決死のサバイバルを試みる。そして廃墟と化した墓地にたどり着いた一行が目にしたものは一体!?

ジョージ・A・ロメロ監督の「死霊のえじき」のリメイク作品であるが、内容は大幅に変わっている。
なのでリメイクとは思わず、新作のゾンビ映画として観るのが正しいかも知れない。

笑えるし、アクションメインでなかなか面白い作品に仕上がってる。
特にゾンビの力がすごい。
病院では天井を走ってくるなど、凶暴さが伺える。

そして本作の見所というか、面白いアイデアだなと思ったのが
”菜食主義ゾンビ”

ゾンビは生前の記憶を残しているという設定が様々なゾンビ映画で語られているが、本作ではその設定を十分生かしていると思う。
そしてその菜食主義ゾンビが主人公に惚れているところも面白い。

俳優もなかなか良い。
特に主人公であるサラ役のミーナ・スヴァーリは美人だった。

残酷で重い話は苦手。でもゾンビアクションが観たいという人にオススメだ。

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監督:スティーヴ・マイナー
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ターミネーター4 Terminator Salvation

全体的に非常にがっかり。
いや、面白いところもあったよ?

公開中の映画はあまりネタバレしたくないけど、良かったところだけ。

・冒頭の戦闘・・・この規模のまま戦闘し続けたら大作になったのでは?
・司令部が潜水艦・・・この発想はよかったが・・・最期は・・・ね?
・巨大ロボット・・・人型ターミネーターの必要無いな。結局破壊できてなかったし、これだけで人類に勝てそうだ。
・モトターミネーター(バイク型)が今作の一番の見所
・空中戦・・・抵抗軍側もけっこう武力あるよね?

そう。戦闘シーンは総じてよかった気がする。
ただ、スケール感が・・・ちまちましたのが多すぎる。

細かい設定や過去作が大好きな自分にはあまり合わない映画でした。
もっと完璧な脚本ならよかったのだが・・・・・・

公開が終了して、ソフト化されたらもっと詳しく書こうと思う。

最期に・・・なぜシルバーマン先生を出さなかったんだ!

個人的にTSCCのほうがファン向きな作品だと思う。

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監督:マックG
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カプリコン・1 Capricorn One

世界初の有人火星探検宇宙船が地球に帰還途中で墜落する。しかし、宇宙飛行士は別の場所に幽閉されていた。宇宙開発をめぐる陰謀を描くSFアドベンチャーの傑作。

名作なので観ておこうと思い、観てみた。

一般にはSF映画に分類されるようだが、「アポロは本当に月に行ったのか!?」という長年の議論に繋がるような、アメリカの陰謀のような話がメインであった。

宇宙飛行士が発射前に降りろと言われ、乗せられるまま移動すると、荒野のなかの倉庫。
そこには火星のセットとカメラが。
中継はスローを使ってごまかしたり、録音のテープで実際に宇宙にいるように思わせる。
だが、電波がおかしいと気づく職員や調査を始めた記者が消され始める・・・
そして宇宙飛行士も、大気圏途中で失敗したことにされ、殺されそうになるが、自力で脱出。

そこから街に戻ろうとするが・・・

前半は非常にリアルで現実にありえてもおかしくなさそう。というか出来そう。
すごく良く作られていると思う。

後半の脱出劇は今の映画を見慣れてしまうと、単調で長い。
それでも記者の活躍や、一人ずつ捕まっていくところは危機感がよかったと思う。

そしてラストも痛快さがたまらない!
このオチはお見事!

火星の有人飛行ものの映画として観てしまうとガッカリ感が堪らないだろうが、このような映画は他にないと思うので、観て損はないだろう。
名作ということもあり、是非どうぞ。

追記:ヘビを喰らうシーンは必要か否か。

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監督:ピーター・ハイアムズ
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ランボー/最後の戦場 Rambo 

1982年、一人の男がヒーローの歴史を変えた。それまでの完全無欠なスーパーヒーローではなく、深い悲しみを胸に抱くベトナム帰還兵が全世界を熱狂させたのだ。男の名は、ジョン・ランボー。その強靭な肉体の奥に、不器用なまでに傷つきやすい純粋な魂を持ったヒーローは、国境や年代を超えた世界中の人々から愛され、スケールアップを重ねた“ランボー・シリーズ”は3作で全世界興行収入6億ドルを超えるスーパーヒット・シリーズに成長した。
あれから20年。社会は情報化され劇的な進歩を遂げたが、各国でテロや内戦が激化。混迷の21世紀を生きる我々は、思わず問いかけずにはいられない。
「こんな時、ランボーならどうする?」
今こそあの男が必要だという時代の求めに応じて、遂にランボーが帰ってくる!しかしこれは過去の栄光を再現する「復活」では断じてない。再び戦場に現われたランボーが、己の怒りと戦いの歴史にカタをつける「決着」なのだ!

最初のランボーは政治色が強く、社会的にも影響を与えた。
2作目、3作目は監督が代わりアクション重視の娯楽作品となった。

そしてシリーズ4作目となる今作はスタローン自らが監督、脚本を担当。
ランボーという作品、キャラクターを見事に生かし、現代の戦争にスポットを当てた非常にリアルな戦争映画になったと思う。

だが、そこはランボー。ただ戦争をリアルに描写し、伝えるだけではない。
そこにはかつてのランボーがいて、時が経っても色あせぬアクションを魅せてくれた。

ゲームで特攻することを俗に”ランボープレイ”と呼ばれるが、今作でも”ランボープレイ”はしっかり残されていて、得意の弓矢はもちろん、罠をしかけたり、機関銃を乱射、ナイフで敵を真っ二つにしたりと思う存分暴れてくれた。

前半はリアルさから目を背けたくなる場面も存在しが、そのようなカットを多用したり残虐な描写は現実で起こっていることで、それこそランボー、つまり監督であるスタローンが映画を通して伝えたいものではないのだろうか。

これほど重いテーマを作品に込めたスタローンは本当にすばらしい。
ランボーファンの人も、この手の戦争アクション映画が好きな人も一度は観るべきだ。

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監督:シルベスター・スタローン
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地球が静止する日 The Day the Earth Stood Still

NYのセントラルパークに巨大な球体が出現。降り立った宇宙からの使者クラトゥが現れた。アメリカ政府は危機対策チームを発足。幼い義理の息子を育てる生物学者ヘレンも召集されるが、地球静止へのカウントダウンは始まっていた!厳重な警備網をいとも簡単に破って街へ出たクラトゥは、ヘレンとその息子に接触。二人は衝撃の事実を知る。クラトゥは宇宙から人類へ向けられた最終警告だったのだ。クラトゥの目的は地球を救うこと。そのために彼が成し遂げようとしている衝撃の計画とは?

序盤の展開はシリアスかつ、わくわくさせる展開でグイっと物語に引き込まれた。
科学者の招集や米軍が動くと一気に危機感が増した。

しかし中盤からはグダグダに・・・

球体に対する軍の攻撃など映像面では魅せてくれた。
だが、序盤に比べて一気にスケールダウン・・・

親子愛とかなんとかで意見を変えてしまうクラトゥはなんなのか。
これまでしてきた調査はそこまで把握できていなかったのか。

映画全体で観るとがっかり感が出てしまったが、要所だけ観れば割と面白いかも知れない。(映像やクラトゥと先生のやり取りは好き)
序盤のスケールを維持したまま、異星人クラトゥの意志や動機を明確に進行していれば良作になったのではないか。

これを期に”地球の静止する日”のほうも観てみるか。
こちらは社会的背景があるのでリアリティがありそうだ。

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監督:スコット・デリクソン
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ダイ・ハード4.0 Die Hard 4.0

独立記念日の前夜。ワシントンDCのFBI本部に設置されたサイバー犯罪部に異変が起こった。交通、通信、原子力、水道などのあらゆる全米のインフラを監視するシステムに何者かがハッキングを仕掛けてきたのだ。
そのころ、ニューヨーク市警統合テロ対策班のジョン・マクレーン警部補は、しばらく連絡を取っていない別れた妻との娘ルーシーに会うために、管轄外であるニュージャージー州の大学に立ち寄っていた。その時、FBIから、ニュージャージー州内に住むマットというハッカーの身柄を確保し、FBI本部に連れて行けという無線連絡が入る。これが不運の始まりだった――。

前作から12年経ってもジョン・マクレーンは健在であった。

テーマこそサイバーテロで一見地味に感じるが、アクションはこれまでの作品に引けを取らないどころか、規模では過去最大かも。

マットの家での銃撃戦から始まり、トンネル内での車の衝突シーン(飛んでくる車はすごい)、ヘリを車で打ち落とすシーン(ジョンの狂いかたが好き)、女の敵のマイとのアクション(強すぎる)、冷却装置の部屋での対決(敵速すぎw)、高速道路でのF-35vsトレーラー等々これぞ”アクション映画”とばかりに魅せてくれた。

ただ、敵のボスがこれまでの作品からすると凶悪さがあまり感じられなかったなぁ。
最期もあっけなかったし。

それでもあっという間に時が過ぎるほどのスピード展開で観ていて飽きなかった。

どうでもいいけど、ジョンのタフさは警部補じゃ説明がつかないw特殊部隊レベルw

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監督:レン・ワイズマン
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ゾンビ・ストリッパーズ Zombie Strippers

C級、Z級映画かと思いきや、これがかなりの当たり作品。

「女は感染しても意識がある」という設定も面白い。

意外と(と言ったら失礼か)シナリオやVFXもしっかりしていて、エログロコメディーとして観られる映画だ。
それにちっとも怖い場面がないのも安心して観られるところか。
女優もなかなか良い人を揃えたと思う。
飽きずに観られたのはこの要因もあったかもしれない(ぉぃw

ゾンビ同士で争うところもなかなか。でもあの球を発射するのは無いわw

MVPはメキシコ人で掃除人のパコ。
銃に弾を込めるところとか2丁拳銃はカッコよかった。

Q・タランティーノの世界に似ていながら、しっかりこの映画の”らしさ”を最後まで出し続けた良作だ。
ゾンビ映画ファンはもちろん、この手の映画好きにはたまらないと思うので是非観て欲しいと思う。

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監督:ジェイ・リー
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ダイアリー・オブ・ザ・デッド Dead of the Dead

※ネタバレあります。

この作品はこれまでのロメロ作品とは違った味があった。
ドキュメンタリータッチな手法もそうだが、現代の情報社会をテーマにしているところなどは流石ロメロと言ったところか。

詳しくは下記リンクのレビューサイトのほうが詳しいと思うのでそちらを参照して頂くとして、俺は「映画として」感想を書き殴って行こうと思う。

この作品はロメロの原点回帰であり、低予算で20日で撮り終えた作品らしい。
それを背景にしてもすばらしい出来だったと思う。

最初の映画の撮影シーンを最期の見せ場にするところはおお!って言ってしまうほど上手い。
車でひき殺す、病院で初めて人を撃つところ、教授が仲間にとどめを刺すところはもはや王道だな。
中盤に登場する耳の悪いおじさんの活躍、黒人の集まりはゾンビ映画らしくてワクワクする演出だ。
州兵の強奪もらしい演出。
仲間の死、実家に帰ってからの家族の死も避けては通れない。

テレビ、ラジオから流れてくるのも初期3部作にもあった演出。
これがなきゃロメロじゃないと思う。
Youtubeなどのネット媒体からの情報も今作の特徴とも言える。

あと家族を殺せないで閉じ込めていた老夫婦、助けに来た兵隊(警察?)の最期と道連れはツラいものがあったけど、あれを入れたのは良かったのではないだろうか。

今作はゾンビの破壊シーンもこだわっていたと思う。
病院において除細動器で殺すところ、患者が床に転がるとき、耳の悪いおじさんの最期(これはゾンビ映画でもなかなかのシーンではないだろうか)、酸をかけてじわじわ溶けていくところ、矢が頭を貫いて壁に刺さるところなどなど、前作を上回る演出が多かった。

なんと言っても一番活躍したのは教授。
銃嫌いで弓矢を使うなんて・・・もうね・・・動いてるゾンビを一発で仕留めるなんて・・・
名手なんてもんじゃないよ。最期には剣も使うし。
MVPは教授で決まりだな。

ゾンビ映画としても、ホラー映画としてもかなり面白かったし、好きな映画だ。
俺にはロメロの意志やテーマを文章にして書く能力は無いけれど、誰でも観れば、自然と伝わってくるような意味のある映画だと思う。

映画とは関係ないが、ここまで書いて本当に自分は日本語というか感想を書くのがヘタクソだと思う。
なにより「思う」を多用しすぎだ。そして言いたいことが全然わからん。
でも消して書き直しても同じ事なのでこのままアップロードすることにする。
5年、10年後に今の文章より上手くなっていれば成長したと言えるだろう。

読んだレビューサイト
映画批評なら映画ジャッジ!
http://www.cinemaonline.jp/review/bei/1590.html

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監督:ジョージ・A・ロメロ
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序

2007年9月1日に公開され、全4部作のうち、序章的な位置づけにあたる。本作のベースとなったのは、TVシリーズのうち第壱話から第六話まで。 14歳のシンジ少年が汎用ヒト型決戦兵器・人造人間エヴァンゲリオンに乗って正体不明の敵性存在「使徒」と戦い始める契機と、自分の暮らし、友人、街など身近なものを認識する過程が、丁寧なタッチで再び語られ、1本の映画として再構成されている。クライマックスは、国家規模のオペレーションを描いた「ヤシマ作戦」。日本中の電力を箱根の一点に集め、シンジのEVA初号機が狙う陽電子砲の起動エネルギーとする大プロジェクトだ。自在に変形と攻撃を繰り返し、ネルフ本部へ侵入しようとする使徒。人類すべての運命が自分の双肩にかかったとき、シンジの心中に芽生えたものは・・・。

今更ながら「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」を観た。
エヴァとガンダムは自分をアニメの世界に引き込んだ作品で、特にエヴァは思い入れが強い。
本来、DVDでまとめて一気に観ようと考えていたが、あまりにも我慢できずに観てしまった。

これはただのリメイク作品ではなかった。
アニメ版の「エヴァ」から「ヱヴァ」へしっかり書き換えられていたと思う。
本筋こそアニメと大差ないが、細かな変更点が多く後に続く序章として完成された作品であることは間違いない。

本来終盤で登場するカヲルを持ってきたり、リリスを登場させるあたり、今後の展開が気になるところだ。

またひとつひとつの台詞に重みが増した気がする。
特に最後の「笑えばいいと思うよ」は、最初のシンジから比べて随分と成長した台詞であると思う。
ヤシマ作戦でトウジらの伝言を聞くシーンにはジーンときた。

アニメ全体を通しても人気が高いヤシマ作戦だが、「ヱヴァ」では「第5使徒ラミエルが最強の使徒じゃないのか?」ってくらいに強くてカッコイイものになっている。
ヤシマ作戦を観るだけでも十分価値があると思う。

「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」をエヴァのリメイクとして観てもいいし、新作のアニメ映画として楽しむのも自由だが、どちらからの視点でも十分に楽しめるように作られていると思う。
4部作なので「ヱヴァ」としてハッキリとした評価は難しいが、この「序」に限って言えば、近年最高のアニメ映画であった。

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 (EVANGELION:1.11) [Blu-ray]

監督:庵野秀明;摩砂雪;鶴巻和哉
参考価格:¥6,090
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劇場版 「空の境界」 第五章 矛盾螺旋 

原作を読んでいても難しかった。それだけに見ごたえはあったけど。
ネタバレはあまりしたくないので良かったところ、悪かったところを簡単に箇条書きにしようと思う。

「良かったところ」
・戦闘シーン
最初の巴と不良のところで式が登場するところからカッコイイ!
そして式と荒耶の戦闘も速さがある戦闘で迫力満点!!
・時間軸のシャッフル
これについては賛否あるだろうけど、原作を読んでいる身としては、内容を知っているのでこっちのほうが観る楽しみがあった。
・橙子さん
幹也との会話を含め、最後まで橙子さんのキャラはよかったw
ロケットペンシルは作品全体の中でもイイシーンだと思う。
・巴と幹也が家にいくところ
ここは思わず泣きそうになった。
・グロいところ
母親がフライパンで殴るシーンはリアルすぎる
死体の描写も見事なものだった

「・・・なところ」
・式と巴のシーン
もっともっとあっても良かった!
むしろこのシーンが一番重要なところなのに、少ない気がした
・アルバの活躍
原作でもそうなんだけど、もうすこし出してあげてもw
橙子さんの引き立て役だから仕方ないか
・最後の戦闘シーン
そこは原作どおりでよかったんじゃ・・・

作品全体として非常に完成度が高い。
しかし細かな描写はやはり原作には負けると思う。
原作のよさ、劇場版のよさ、それぞれあると思うので是非どちらも触れて欲しいと思う。

劇場版 「空の境界」 矛盾螺旋【通常版】 [DVD]

監督:平尾隆之
参考価格:¥6,090
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