『人間は考えるFになる』森博嗣、土屋賢二

人間は考えるFになる (講談社文庫)

森博嗣氏と土屋賢二氏の対談本。
お互いに大学教員であり理系と文系である。

森博嗣氏のファンなので土屋賢二氏の本は読んだことなかったが、
この本を読む限りでは「売れる本を書きたい」という意思が伝わってきた。
森氏も書いているように土屋氏は自虐的な人なのだろう。

理系と文系でどんな話題になるかと期待してはいたが、特に壁は無くてお互い自由に話していた印象だ。
お互いの考えは面白く共感できる部分も多い。
また妻の話や大学の会議嫌いが全面に出てきていて微笑ましい。

そして注目は「売れるミステリィの書き方」を森氏が伝授する章。
これを聞いた土屋氏が実際に短篇を書いて本の後半に掲載されている。

このミステリィがなかなか面白かった。
特に自分をモデルにしたような主人公は読んでいて愉快であった。

話題が多く、タメになることもあるので気になる人は読んで損ないかも。
最後の森氏の短篇も面白いので是非。

読みたい本をまとめてみました

現在森博嗣氏のVシリーズを読んでいますが、最終巻に入ったので次に読みたい本を考えてみました。

虐殺器官/伊藤計劃
虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA)

各所でかなり評価の高いSF作品。
伊藤計劃氏の本は読んだことないので楽しみです。

ねじまき少女/パオロ・バチガルピ
ねじまき少女 上 (ハヤカワ文庫SF)

こちらもSF。上下巻。かなりの賞を受賞したそうです。

十角館の殺人 /綾辻 行人
十角館の殺人 <新装改訂版> (講談社文庫)

あまりにも有名な作品。

小説は古本で買う派なので安く手に入る作品から買おうと思います。

森博嗣氏の本を読んだので感想を

とりあえずS&Mシリーズ完結です。
新書も一冊読みました。

夏のレプリカ
夏のレプリカ (講談社文庫)

前巻「幻惑の死と使途」と同時進行なので犀川先生、萌絵は出番は少ないです。
そのため番外編のような雰囲気もあります。
でも前巻では萌絵が、今回では犀川先生が主のような感じも受けました。
それにしてもこのラストは凄い。シリーズで最も胸にくるものがありましたね。

今はもうない
今はもうない (講談社文庫)

これは見事にやられた。
このシリーズをここまで読んだ人には堪らない内容です。
全体的に雰囲気が良いと思いました。

数奇にして模型
数奇にして模型 (講談社文庫)

萌絵コスプレ回。それは置いておいて…
個人的に喜多先生が出るだけで大好きなんですよね。大御坊との絡みが面白すぎます。
ミステリィも犯人も犀川先生もみんな良かったですね。
型や正常異常の話も面白かったです。

有限と微小のパン
有限と微小のパン (講談社文庫)

シリーズ最終章。凄いボリュームです。しかし長さは感じません。
天才の言葉はどこを切っても天才ですね。犀川先生も負けません。
見事な最後でした。

自由をつくる自在に生きる
自由をつくる自在に生きる (集英社新書 520C)

自由とはなんなのか。自己啓発本としても概念としても非常に面白い本。
森博嗣氏の考えや名言の連発には驚かされます。
とても読みやすく書かれていて、すぐに読み終わりました。
おすすめです。

まどろみ消去
まどろみ消去 (講談社文庫)

短編小説集。犀川先生と萌絵が登場するお話もあります。
最初の方の作品は少し怖い印象を受けました。
しかしどれもあっと驚くラストが用意されているのは流石の一言。
S&Mシリーズとは違い文学的なのも面白いです。
そんな中でも理系っぽい記述があるのは良い味ですね。
11作あるので短い時間でも簡単に読むことができました。

森博嗣氏の本を4冊読んだので感想を

すベてがFになる」「http://g-hz.org/blog/archives/529」から大分間が空きましたが現在読んだところまで簡単に感想を。

笑わない数学者

笑わない数学者 MATHEMATICAL GOODBYE (講談社文庫) 
天才数学者の三ツ星館で起こる謎と殺人事件プラネタリウムに見とれている間に大きなブロンズのオリオン像が消え、明け方には部屋にいたはずの女性が死体で発見され……。犀川・西之園コンビの活躍、第3弾

トリックはあまりにも簡単。おそらく意図があって仕掛けたとしか思えない。
故にミステリィとして読むとちょっと物足りなさを感じる。
しかし本作に登場する数学者天王寺博士はとても魅力的なキャラクターである。
彼の言葉には重みがあり強烈な印象を与えてくれた。
読み終わった後にタイトルの「笑わない数学者」という意味を考えるのも面白い。
個人的には結構好きな作品。

詩的私的ジャック

詩的私的ジャック (講談社文庫)
大学施設で女子大生が連続して殺された。現場は密室状態で死体には文字状の傷が残されていた。捜査線上に浮かんだのはロック歌手の結城稔。被害者と面識があった上、事件と彼の歌詞が似ていたのだ。N大学工学部助教授・犀川創平とお嬢様学生・西之園萌絵が、明敏な知性を駆使して事件の構造を解体する!

なかなか複雑で意外なラストだった。
犯人の動機は釈然としないがそれが良いところだと思う。
今作では科学トリックもあって沢山起こる殺人も毎回魅力的だった。
詞の解釈も面白かった。

封印再度

封印再度 (講談社文庫)
50年前、日本画家・香山風采(ふうさい)は息子・林水(りんすい)に家宝「天地の瓢(こひょう)」と「無我の匣」を残して密室の中で謎の死をとげた。不思議な言い伝えのある家宝と風采の死の秘密は、現在にいたるまで誰にも解かれていない。そして今度は、林水が死体となって発見された。2つの死と家宝の謎に人気の犀川・西之園コンビが迫る。

密室の条件は面白かった。逆手に取った感じで。子供の使い方も良かった。
箱のトリックは見事としか言いようがない。こんなトリックは考えもしなかった。
殺人自体は地味だが魅力的な謎だと思う。

そして今作では萌絵と犀川の距離が一気に縮まる。
内容の濃い一冊であった。

幻惑の死と使途

幻惑の死と使途 (講談社文庫)
「諸君が、一度でも私の名を呼べば、どんな密室からも抜け出してみせよう」いかなる状況からも奇跡の脱出を果たす天才奇術師・有里匠幻(ありさとしょうげん)が衆人環視のショーの最中に殺された。しかも遺体は、霊柩車から消失。これは匠幻最後の脱出か?幾重にも重なる謎に秘められた真実を犀川・西之園の理系師弟が解明する。

今回の犯人も魅力的だった。こんなオチは誰が想像できようか。
見事とも言えるラスト。今のところ一番感動した。

奇数章しかないので次の偶数章のみの「夏のレプリカ」がどのように絡んでくるのか楽しみである。

森 博嗣「冷たい密室と博士たち」読了

同僚の誘いで低温度実験室を訪ねた犀川助教授とお嬢様学生の西之園萌絵。だがその夜、衆人環視かつ密室状態の実験室の中で、男女二名の大学院生が死体となって発見された。被害者は、そして犯人は、どうやって中に入ったのか!?人気の師弟コンビが事件を推理し真相に迫るが…。

前作同様研究所という特殊な環境ではあるものの、前作ほど飛び抜けた印象は無いと思いました。
しかし今回は萌絵が危険な状況に追い込まれたり、事件が長期に及ぶなど、前作にない広がりは感じる事ができましたね。

個人的には人物の背景がいいですね。結構ドロドロしていて、そこだけでも前作とは違ったものがあります。

どうしても前作のインパクトが強くて平凡なストーリィに感じてしまいますが、僕は犯人も密室も解くことができなかったので楽しめたと思います。
また犀川先生の言葉がどれも印象に残りました。

冷たい密室と博士たち (講談社文庫)

「レオン―リュック・ベッソンの世界」購入


Amazonのマーケットプレイスで「レオン―リュック・ベッソンの世界」を購入しました。
1000円と少しでした。とても保存状態が良く非常に満足しております。

この本は映画「レオン」のフォトブックおよびインタビューやメイキングが収録されています。
かなり分厚く、大きな本です。
カットされたシナリオが載っていたり、撮影の裏側や裏話が見られるのでとても面白いです。

ゲイリー・オールドマンとナタリー・ポートマンのショットがいいですね。

パンフ、サントラと「レオン」グッズを集めてきましたが、あとはポスターと完全版のパンフですね。どちらも手に入れるのが難しそう・・・

レオン―リュック・ベッソンの世界

原著:Luc Besson
参考価格:¥ 4,282
価格:¥ 4,282
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森 博嗣「すベてがFになる」読了

孤島のハイテク研究所で、少女時代から完全に隔離された生活を送る天才工学博士・真賀田四季。彼女の部屋からウエディング・ドレスをまとい両手両足を切断された死体が現れた。偶然、島を訪れていたN大助教授・犀川創平と女子学生・西之園萌絵が、この不可思議な密室殺人に挑む。新しい形の本格ミステリィ登場。

以前から友人がお薦めしていた森 博嗣の「すベてがFになる」をついに読みました。
僕はほとんどミステリィを読みません。
最後に読んだのは涼宮ハルヒの短編でしょうか。

基本的にアクション物のライトノベルやSFが好きなのでこの手のジャンルはどちらかというと苦手意識がありました。
それはもちろん食わず嫌いから来る物ですが。

さてさて、なぜミステリィが苦手な僕がこの本を手に取ったかと言うと作者の森 博嗣が理系畑の人であり、この作品が本格理系ミステリィとして評価されているところが大きかったです。
実は僕も理系の大学なので、それならば!という感じですね。

読み終わった感想としてはイメージしていたミステリィとは違っていました。
それは良い意味でです。

なんというのでしょうかね。死体が出てくるのに変な感じがしません。
登場人物が冷静で、皆頭の良い人達だからでしょうか。
イライラする場面がありません。良い意味で登場人物達に感情移入できませんでした。
謎解きもスムーズでとてもテンポが良かったです。
舞台設定も現実からかけ離れているのが良いのでしょうね。
94年が舞台なのに現在でも通用するテクノロジーが沢山使われているのも面白いです。

時々出てくる哲学的な台詞も素晴らしいです。

これを読んだ後すぐに続刊をあるだけ購入してきました。
今現在「冷たい密室と博士たち」を読み進めています。

素晴らしい作品を薦めてくれた友人に感謝です。

すベてがFになる (講談社文庫)

著:森 博嗣
参考価格:¥770
価格:¥770
OFF : ()

最近頂いた本

最近また本を頂きました。まだ読んで無いのですが一応紹介。

20代にしておきたい17のこと (だいわ文庫)
▲20代にしておきたい17のこと/本田 健

流行りましたね。軽く読んでみた感じではなかなか面白くて読みやすかったです。

これで世の中わかる! ニュースの基礎の基礎
▲これで世の中わかる! ニュースの基礎の基礎/池上 彰

初池上本。楽しみです。

今日はお酒を飲んで眠たいのでここまで。